2016年6月24日(金)10時30分から販売を行っている「織姫星の願い」がどのような過程を経て制作されたのかをご紹介します
~織姫と彦星の物語~
年に一度の七夕。
夏風が優しくそよぐ七夕祭りの夜に、織姫と彦星が再会をはたします。
織姫は煌めく羽衣を身にまとい、水面をたゆたう艶やかな反物の川を越え彦星との待ち合わせ場所である傘の下へ向かいます。
「雨が降ると二人は会えない」と言われています。
しかし、この傘の下ならば雨など関係ないのです。
~着想~
毎年七夕テーマのデザインが出ている中で、今までと違いを出すために、
今年は「京都の七夕祭り」をイメージして、水面に優雅な反物を入れるデザインにしていくことになりました。
テーマを詰めていく中で、笹や短冊に光が反射しているところが綺麗だったので、
そこを大切に表現したいと思い、全体の印象も大人っぽいものに寄せていこうと思いました。
モチーフには、和の気品を感じられる桔梗と艶やかな傘を入れました。
桔梗は秋のお花としてイメージをもたれていますが、開花時期は6月から9月となっています。
そして花言葉は「永遠の愛」「誠実」「清楚」「従順」。
この素敵な花言葉から、桔梗をモチーフに入れようと思いました。
傘は、光を表現するにあたってそれを効果的に見せられるものとして入れました。
「雨が降っては二人は出会えない」という物語上、傘は雨を連想させてしまい物語を崩してしまうかとも考えましたが、
逆に、雨など気にしない、雨も乗り越えるというイメージで入れていきたいと思いました。
毎年七夕テーマのデザインは出ていますが、実は王道の織姫・彦星のお洋服で大人っぽいものは少なかったのです。
なので、今年の七夕は「大人綺麗」に寄せることにしました。
<デザイン途中>
<デザイン途中>
今回は織姫になれるエクステを入れたかったので、こちらと合わせたときのバランスを考え
髪の毛やアクセサリーを調節していきました。
<デザイン途中>
<ファッション完成>
反物の優雅さを演出するためにはどのような構図が良いかいろいろ悩み、他のデザイナーさんにも相談して
シンプルだけれども反物の長さを印象的に魅せる現在の構図に決まりました。
<デザイン途中>
反物は艶やかだけれども、他の家具やコロニアンが立ったときに主張しすぎないよう気をつけて調節しました。
<デザイン途中>
<インテリア完成>
コロニーはインテリアのイメージと同じく、反物を大きく入れていきたいと考えて担当の方にラフを進めていただいました。
固めていくにつれて、「このコロニーはどんなシーンをイメージしているの?」とご指摘いただき、改めて「なにを表現したいのか?」について考え、
アイテム構成を見直しました。
<デザイン途中>
<デザイン途中>
そして、「やっぱり二人が出会うクライマックスと言えるシーンを表現したい!」と思い、今の形となりました。
丘の上の、みぎ前アイテムは彦星、ひだり前アイテムは織姫をイメージしており、反物の天の川を越えて今まさに会いに行こうとしている瞬間をイメージしています。
反物は丘と階段をつなげ、より優雅になるよう調節しました。
<コロニー完成>
【最後に】
季節もののテーマは毎年出ているので、今年ならではのデザインを考えるのにとても悩みます。
今年しかできないデザイン、七夕だからこそできるデザイン、それらを考えて考えて今年の七夕「織姫星の願い」が完成しました。
一夜限りの夏のお祭り、ぜひお楽しみください!
このような物語と過程を経て「織姫星の願い」が完成しました♪
織姫と彦星、年に一度の二人の逢瀬をどうぞお楽しみください!
▼「織姫星の願い」
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