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【特集】ガチャ「青い鳥のメモワール」~あるきょうだいの物語~

20160513_urabanashi
 
2016年5月13日(金)10時から販売を行っている青い鳥のメモワール
それは、哀しくも美しい物語です。
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青い鳥の物語
病気のお母さんのために、手に入れれば幸せになれるという幸福の青い鳥を探しにきた男の子と女の子のきょうだい。
さんざん迷いながら歩いた二人は、どこからともなく聞こえるかすかな歌声に気づきます。
美しい歌声を頼りに暗い森を抜けると、大きな鳥かごの王宮に辿り着きました。
そこに住んでいるのは青い翼を持つ不思議な少女と、少女を優しく見守る青年、そして無数の鳥たち。
きょうだいは青い鳥を探してここまでやってきたこと、そしてその鳥をどうしても家につれて帰りたいことを話します。
しかし、青年は傍らにいる少女に目をやりながら悲しげに首を振り、こう告げます。
「ここにいるたくさんの鳥の中には青い鳥もいるけど、とても儚くて弱いから、外ではけっして生きてはいけないんだ。」
これは幸福の青い鳥をめぐり、ほんとうの幸せを探す
「彼」と「彼女」の物語――――。
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幸福の青い鳥の、儚くも幸せな物語を彩るアイテムたちは以下のようなキーワードをベースに作り出されました。
メインキーワード
「欝くしい」
(「美しさ」のなかにある「ダークな部分」が強調されている様子を表現した造語)
サブキーワード
「淋しい綺麗さ」「繊細」「儚い」「クラシカル」
モチーフ
「幸福の青い鳥」「鳥かご」「アンティーク」「青」「黒」「金」「銀」
童話を読まれた方はお分かりかと思いますが、今回のテーマにおいても「青い鳥」は幸福の象徴として存在しており、あまり生き物としてリアルな表現をしていません。
なので、青い羽がふわふわと落ちてきたり、シルエットが現れたり消えたり・・・
“存在するようで存在しない”もしくは、“存在しないようでいて、どこかで存在している”という、少し抽象的な表現にとどめています。
世界観
ディレクターはガチャ制作の指揮をとるための準備として、上記のようなコンセプト(・・・のうちの上記はほんの一部です)を立てたあと、ガチャとしてのビジュアルの完成図をより具体的にするために、テーマのための世界観を深く掘り下げます。
今回は原作の童話をそのままイメージして作るのではなく、「つくりあげたい世界観」に沿って、ひとつのお話を考えました。
そうすることによって「こういう物語が背景にあって、こういう雰囲気の中に登場人物が住んでいる、こういう空間にしたい」という目的がはっきりしてきて、「ではこのガチャの物語のなかで必要なものは何だろう?」と、アイテムの構成が自然とイメージでき、デザインの方向性が固まりやすくなります。
それから、大枠となる物語から吸い上げたキーワードやモチーフをバランスよく盛り込みながらデザインを肉付けしていき、完成したのがこの青い鳥のメモワールです。
インテリア
○鳥かごの外の、抜けるような青○
デザイナーへの指示としては、
「王宮に住んでいる女の子が、いつも高い木の上で歌を歌って過ごしている感じ。空がとても青くて小鳥が飛び交うのに、自分は理由があって外に出られないから、見えている青空は悲しいくらい綺麗にしてください!」
という少々抽象的なイメージを説明したところ、大分悩んだようですが・・・
(ラフ)
青い鳥_インテリア_1
(デザイン途中)
青い鳥_インテリア_2
(完成)
青い鳥_インテリア_3
ラフの雰囲気を元に構図と色調を調整しながら進め、最終的には大きな鳥かごの外に飛び立つ鳥のシルエットと空が同化する印象的な作品に仕上げてくれました!
○ネイロがとても素敵です!○
チェレスタの音を元に、王宮で少女がうたっている歌をイメージした曲をサウンドクリエーターの方に作っていただきました。
初稿の響きからとても素敵だったのですが、最後の転調がもっと極端に暗い感じだったので、
「たしかにほの暗い感じのガチャですが、おとぎ話と一緒で少し希望も見えてきそうな感じで!」
「もっと聴きやすく!」
など、細かい調整をお願いし、最終的にはイメージにぴったりな曲ができあがりました。
どのような曲調となっているか、ぜひ聴いてみてください・・・♪
 
ファッション
○キャラクター性を表現する○
デザイナーひそひそでも担当デザイナーがお話していましたが、今回はアバターデザインのモチーフとなるべき物語の登場人物について、制作者たちと考える時間を設けました。
そして以下のような設定を元にデザインイメージに落とし込むという作業を行いました。
~アバターのイメージとなる人物設定~
青い鳥の少女
元は人間だったが、優しい心で人々の幸福を願うあまり、幸福の青い鳥となってしまった。
印象的な青い髪に青い瞳、そして背中には青い翼を持つ。
鳥かごの王宮に住み、高い木々の上で歌を歌っている。
王宮の青年
王宮の外では長く生きられない青い鳥の少女を大切に守る存在。
少女が人間だった頃からの恋人。
王宮に閉じ込めることで少女を守るが、それが少女にとっての幸福なのかどうかずっと悩んでいる。
幼い兄
病気のお母さんを元気付けるために幸福の青い鳥を探しに出た小さな男の子。
しっかり者で妹想い。
きょうだい共に両親からとても大切に育てられたため、二人だけの旅路に不安を抱きながらも幸福の青い鳥を探している。
幼い妹
病気のお母さんを元気付けるために幸福の青い鳥を探しに出た小さな女の子。
甘えん坊で泣き虫。
大好きなお母さんと離れていることがとても寂しく、心細く思っている。
【最初のラフ】
青い鳥ファッションラフ1
青い鳥ファッションラフ2
設定のイメージをデザイナーなりに解釈して出来上がった、オリジナリティのあるキャラクター像が誕生しました。
○幸せなのに流れる涙○
前述のコンセプトを強調する上で印象的なモチーフとして、キラキラと瞬くアニメーションつきの涙のアクセサリーを制作しました。
涙の有無で目元の印象が大きく変わります。
 
コロニー
○一枚の絵・アニメーションの流れを意識○
コロニーは、幼いきょうだいが幸福の青い鳥を探して、ようやく辿り着いた鳥かごの王宮の外観をイメージしています。
丘と星で一つの大きな鳥かごとして見せるため、丘の上にあまりアイテムがかからないようなデザインのコロニーとなっています。
アプリのデフォルトの空色を活かしたデザインとなっていますが、黒と青のシルエットを多く使うことでインテリアとは雰囲気が少し異なり、綺麗だけどより一層暗いイメージです。
これは「明るい外から中を見たときの暗さ」を表現していて、逆にインテリアでは「暗い中から外を見たときの明るさ」を表現することで明暗の差を出しています。
シルエット表現の青い鳥たちが一羽ずつ儚く消えては、ふわっと再生するアニメーションは必見です♪
青い鳥コロニーラフ
 
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このような物語と過程を経て青い鳥のメモワールが完成しました♪
儚くも美しい青い鳥の物語をどうぞお楽しみください。
 
▼「青い鳥のメモワール
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