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「黒猫クラシカル」がリメイクされて帰ってくる…担当デザイナーインタビュー!

あの伝説の「黒猫クラシカル」がリメイクされて帰ってくる…担当デザイナーにインタビュー!

2021/08/20

 人気ガチャ「黒猫クラシカル」が帰ってきました…! 2014年4月にリリースされて以来リメイクや復刻がされたことがなく、もはや幻のガチャになりつつあった「黒猫クラシカル」。7年の時を経て「黒猫クラシカル〜ReFaire〜」として復活しました。

 “主人の帰りを待つ屋敷でくつろぐ子猫たち”のイメージテーマのもと、今風に進化したアンティーク調がかわいい注目の福袋となっているんですよ♪

 そこで今回は、そんなリメイクガチャをデザインしたコロポックルさんとtakoさん、2人の担当デザイナーにインタビュー。アイテム制作の裏側を探ります!

《コロポックルさんの経歴》

2017年から『ポケコロ』デザイナーとして活躍。今回のリメイクでは、アートディレクター兼「インテリア」のデザインを担当。

《takoさんの経歴》

2014年から『ポケコロ』デザイナーとして活躍。今回のリメイクでは、「ファッション」のデザインを担当。

過去の雰囲気を大事にしながらも“今風”を意識してデザイン

――今回の「黒猫クラシカル〜ReFaire〜」で、特に大切にしていたイメージはありますか?

 

コロポックル タイトルにも含まれているのですが、クラシックでお上品なお嬢様のイメージがリメイク前のガチャで大切にされていた部分なので、今回もお嬢様なイメージを引き継いで、アンティーク調の落ち着いた雰囲気を大事にして制作しました。

 

――今回のアイテムたちはそのイメージを変えずに、さらに今風にアップデートすることを意識されているように感じます。

 

tako そうですね。特にクラシックな色の統一感とか、今の『ポケコロ』ならではの書き込みの細かさを重点的に表現しました。


コロポックル 以前のようにデフォルメ感が好まれていたアイテムよりも、今のほうが全体的にガチャも書き込みがかなり細かくなっているんです。「黒猫クラシカル〜ReFaire〜」も今の書き込み量に合わせてみたり、グラデーションの要素を足してみたり、表現の部分で以前とは違った雰囲気を出していきましたね。

――今回の「インテリア」は有機的装飾が施された家具や窓、階段などの細々とした要素が盛り込まれているのが特徴的ですよね。全体的なバランスを取るのに苦労されたのでは?


コロポックル かなり苦労しました。リメイク前は、壁や階段がドーンっとあるような、要素はシンプルだけどインパクトが強いという構図でした。それをどのように新しくリメイクしようかなというときに、今の『ポケコロ』の繊細さをプラスしていきたいなと考えました。具体的には、以前の階段のインパクトは残しつつ、繊細な曲線を細かくプラスしてみたという感じです。リメイク前の印象と別物にならないようにしながら、新しい要素を盛り込むというバランスが、やはり一番苦労しました。

――続いて「ファッション」全体を見てみると、リメイク前よりもシースルー素材が多く採用されていて、重たさが軽減されている印象を受けました。これは意識的に透明感を出されたのでしょうか?

 

tako そうですね。もともとの「ファッション」アイテムがクラシカルなロリータでかわいいんですが、今回リリースが夏真っ盛りということで、そのまま作ってしまうと季節感が合わないアイテムになってしまいます。それを避けるために、透け感や軽やかさをプラスして今風にアレンジしてみました。

――一方で、ヘアスタイルに関しては黒髪ロングをチョイスされたとのことですが、決め手となった理由などが気になるところです。

 

tako リメイク前の「黒猫クラシカル」のヘアスタイルがミディアムヘアだったんですが、今の『ポケコロ』らしさを表現するには、もう少しボリュームアップして軽やかな毛流れがきれいに見える髪にしたほうがいいと考えました。そのほうがお嬢様の印象に近づけられるかなと。ヘアカラーに関しても、福袋のテーマが“黒猫”なので黒をメインに描いています。ですが、そのまま黒一色にしてしまうと印象が重たくなってしまうので、グラデーションを使って軽やかさを演出しているんですよ。

――かなりディテールまでこだわっているんですね…! 次に「黒猫クラシカル〜ReFaire〜」だけの特別なアイテムを教えてください。

 

コロポックル リメイク前の「黒猫クラシカル」には瞳のアイテムがなかったのですが、今回の福袋では「セレクトアイ」というアイテムが登場します。「セレクトアイ」は、つけたときに自分で形や色が変更できるアレンジ性の高いアイテムです。「セレクトアイ」自体は他のガチャでも登場しているのですが、今回の福袋のテーマが“猫”ということで、瞳孔の形を変えることができるのが特徴。自分ならではの猫のコーデを作って、楽しんでいただきたいですね。

――では今回の福袋のなかで、特に思い入れの強いアイテムはありますか? 

 

tako 「おおきめシルエット黒猫耳」と「お気に入りのベルリボン」ですかね。「黒猫クラシカル」といえば、赤いリボンと鈴がついた「鈴つき黒猫のみみ」が代表的なアイテムだったんですが、そのまま出してしまうとお客さまのアレンジの幅が狭まってしまいます。それで、断腸の思いで今回はあえてリボンと耳を別々にしてアイテム化してみました。

――とても悩ましい決断だったということがわかります。それでは最後にお客様へ一言お願いします!

 

コロポックル 『ポケコロ』では猫のモチーフのアイテムがすごく人気で、黒猫以外にもいろんなタイプの猫のアイテムが登場しています。それらの猫アイテムと並べて楽しんでいただけたら嬉しいです。

 

tako お客様がすでに持っているアイテムと組み合わせて楽しめるような、そういった遊び方もご提案できるようにしたのもポイントです。今回のアイテムでも可愛い!と思ってもらえるようになセットにはしていますが、お客様自身でもいろいろ組み合わせてみて盛り上がっていただけたらとても嬉しいですね。

 

コロポックル 『ポケコロ』のお客様は、新しいガチャが登場するとガチャのアイテムを使って独自にストーリーを考えて遊んでくださるので、その点もデザイナーとしてはとても楽しみです。

 

――“今風”にアップデートし、デザイナーの想いが込められた「黒猫クラシカル」のリメイク福袋「黒猫クラシカル〜ReFaire〜」、ぜひお楽しみください♪

 

≪取材・文/A4studio≫